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RPAとマクロの組み合わせで大幅な業務効率化を目指す

ExcelマクロとRPAは、それぞれ業務の自動化を可能とする便利なシステムですが、両者の強みを組み合わせることで、さらに利便性や汎用性が広がります。

マクロとRPAは併用できる

RPAを実装すればExcel操作も自動化させられますが、Excel操作を自動化させるならばExcelマクロを使うほうが効率的です。RPAとExcelマクロの同時使用を前提とする場合には、無理にRPAにExcel操作の自動化を取り込むのではなく、双方の強みを活かしながら併用することで、より大きな業務効率化へとつながります。

以下、RPAとExcelマクロの併用でできること、併用により生まれる主なメリットなどを見てみましょう。

Excel以外のソフトも連携させられる

RPAとExcelマクロの連携にあわせ、Office以外のソフトも連携に取り込むことで、より効果的な業務効率化が期待できます。

たとえば、「データベースからデータを抽出/Excelへ出力/メールへExcelファイルを添付して送信」という一連の機能をRPAに実装させることで、定期的に決まったメンバーへ最新のデータを自動送信する、などの仕組みが出来上がります。逆に、メールで受信したExcelデータをデータベースへ取り込むという作業も自動化可能です。

Excelマクロでデータ整理を行い、RPAで反復処理を行う

データ処理やデータ整理に関しては、RPAよりもExcelマクロに分があります。一方、定型的な反復処理に関しては、ExcelマクロよりRPAのほうが得意と言えます。「データ整理はExcel、反復処理はRPA」という形で双方の強みを併用すれば、データ管理の多い部署などでの業務効率が大きく向上するでしょう。

入力作業をはじめとした様々な業務軽減

マクロとRPAを併用することで、単純な入力作業をはじめとした様々な業務軽減が期待できます。また、人間による作業とは異なり、基本的にミスは生じません。

成功事例の1つとして、兵庫県伊丹市個人住民税課における取り組みがあります。同課では、個人住民税の課税に関連する各種の検索・入力等の煩雑な作業を中心に、専門業者の協力のもと、RPAとExcelマクロを併用するシステムを実装。その結果、同課の個人住民税10業務における年間作業時間は、実に64.5%削減されました(※)。

※参照:総務省|自治体におけるRPA導入ガイドブック(https://www.soumu.go.jp/main_content/000731625.pdf)

マクロとRPAを併用するポイント

PC上での作業自動化をサポートする点では、ExcelマクロもRPAも目的が同じですが、それぞれには得意分野があることを理解しておく必要があります。

業務効率化のために両者を併用する際には、それぞれの特性をよく理解した上で全体像を設計しましょう。

以下、RPAに向いている作業、Excelマクロに向いている作業を具体的に確認します。

RPAに向いてる作業

RPAは、Excelマクロよりも高負荷の作業や比較的複雑な作業を得意とします。また、Excelとは異なり自動起動が可能な点もRPAの特性です。

これの特性を活かせば、RPAには次のような作業の自動化が向いていると言えます。

条件分岐の多い作業、異なるシステムとの併用を前提とした作業、自動起動を伴う定期的な定型作業などを自動化したい場合には、ExcelマクロよりもRPAのほう適しています。

マクロに向いてる作業

PCに高負荷のかからない処理、またExcelのシート内で完結する処理ならば、RPAよりもExcelマクロを使用したほうが業務は効率化するでしょう。たとえば次のような作業です。

なお、マイクロソフト社のアプリや一部のWebアプリと組み合わせる場合には、Excel VBAの利用も有効です。だたし、VBAには一定のプログラミング知識が必要となる点に留意ください。

併用により社内全体の景色が変わる可能性あり

RPAとExcelマクロを併用することで、これまでの業務が革命的に効率化する可能性もあります。労働環境の改善や人材不足にお困りの企業様は、ぜひ両者の併用による作業自動化を目指してはいかがでしょうか。

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