労働人口が減少傾向にある今、企業では優秀な人材獲得が非常に重要な課題となっています。しかし企業における採用業務には、例えば求人票作成や選考、面接の日程調整や実施、内定者へのフォローアップといったように、さまざまな業務があり、採用担当者は日々業務に追われているケースもあります。現場の担当者への負担が大きくなり、本来特に注力したい求人票の作成や面接などに割く時間が減ってしまう、業務が多くなることにより人的なミスも発生しやすくなるといった問題も考えられます。
RPA(Robotic Process Automation)とは、ソフトウェアロボットやAIを活用して、これまで人が行っていた定型作業を自動化できるツールです。繰り返し発生する作業を自動化することによって効率的に作業を行えるので、負担を軽減できます。
候補者をスカウトする際のメール送信は、1通1通手作業で行っていると非常に手間がかかります。そもそもスカウトメールを送る際には、その前段階として採用条件に合った人材を探すという作業が発生しますが、場合によっては時間をかけても人材が見つからないといったケースもありえます。
RPAを活用することによって、一定の期間でサーチをかけてくれるため、人材を探してスカウトメールを送信するという作業を効率化できます。
採用募集に対して応募があった場合には、面接の日程調整を行いますが、この作業もRPAで効率化できます。
日程調整を行う際には、RPAで連絡のためのメール送信を自動化できます。この時に、日程調整サービスを組み合わせて使用すれば面接のダブルブッキングも防げます。
内定が出た場合には、入社手続きに伴い各種アカウントを発行する必要が出てきます。特に、定期的にスタッフを雇用している会社の場合には、この作業に手間を取られている可能性があります。このアカウント発行作業もRPAを使用することによって効率的に対応できるようになります。
これまで時間を取られていた作業を自動化できれば、例えば求人票の作成や面接など、他の仕事に注力することが可能です。採用担当の業務は非常に多岐にわたり、それぞれが重要なプロセスです。より良い人材を獲得するには、求人票の作成と面接には力を入れたい部分といえます。
もし人手不足だったとしても、ロボットに任せられる部分と人が行う部分と分けて考えることにより、効率よく業務を進められます。また、ロボットに作業を任せることでヒューマンエラーを削減できます。
RPAツールをうまく活用するには、まず現在の業務プロセスを可視化することによって、どの部分を自動化できるかはっきりさせることが重要です。その上で、RPAを導入する業務を選定し、テスト導入を行います。実際に運用してみて、効果があるかどうかを確認します。テスト導入で問題なく、良い結果が得られた場合には、本格的な導入に進むといったように段階を踏んで導入してください。
ツールを活用する上では、「ロボットが得意な作業・不得意な作業」について把握することが大切です。例えば、採用条件を細かく絞っているハイクラス人材の採用を行う場合には、スカウトメールの自動送信などはあまり適していないといえます。逆に、一定条件で多くの人材が必要な場合には、RPAにて自動化することで効率よく採用業務を行えます。
「採用業務にRPAを活用できないか?」という点をテーマに、RPAを活用するメリットやポイントなどを解説してきました。採用業務においても、さまざまな面でRPAの活用は可能です。ぜひRPAを取り入れることにより、業務の効率化を目指してください。
業務を直感的に置き換えることができる画面とシナリオ作成で、現場主体の運用をお助け。
RPAツールを導入して、自社のどの業務を自動化するのか?ワークフローの整理、RPA範囲の洗い出しから取り扱い講習まで基本料金内でコンサル担当がついて 、RPA導入の伴走をしてくれます。
豊富なトリガー機能と700項目に及ぶ自動化機能で全自動かつ複雑な処理にも対応可能。
買い切り型のツールのため、ライセンス費用が掛からず、1年以上の利用と考えると割安に。
基本使用料は無料で、技術サポートの相談時間に応じて金額が発生。マクロを組めるくらいのスキルがあれば、コストをかけずに利用可能。
データ入力、集積・分析、照合、メール、検索などの基本的なRPAに適した業務に対応。タスクスケジューラで半自動的に業務遂行も可能。