弁護士、税理士、司法書士など士業の業務を効率化したいと考えている方も多いかもしれません。単純な定型業務を自動化できるRPAは、士業の業務にも効果を発揮することができます。このページでは、士業におけるRPAの導入事例を解説していますので参考にしてください。
士業の業務には、不動産の登記手続きや相続手続き、裁判所への提出書類の作成など多岐にわたる手続きと、それらの手続きを集計して請求書を作成する作業があります。これらの作業を人間が全て手作業で行う場合、膨大な作業時間が必要になるのはもちろん、作業ミスが発生したり、スタッフの負担が増すなど様々なデメリットが考えられます。
ここにRPAを導入して自動化すれば、作業はロボットが行うため作業時間は短縮され、ミスもなくなり、スタッフの負担も削減されて、リソースに余裕を持たせることが可能になります。
社労士業(社会保険労務士)の業務の一つに、雇用保険・労働保険等の社会保険の電子申請後、公文書をダウンロードして保存するという作業があります。これは社労士にとってのルーティン作業であり、毎日行われる業務なので、手作業で行う場合は膨大な時間と手間がかかり大変です。
しかしここにRPAを導入すれば、公文書ダウンロードをロボットにより自動化することができるので、作業時間や手間、担当者の負担を削減することができます。
士業の業務にRPAを導入することには、下記のようなメリットがあります。
上述しましたが、士業の業務には経理業務をはじめ、帳票作成・入力・報告、資料の作成、データ入力など入力業務を中心とする単純作業が多いのが特徴です。
これらの業務を手作業・手入力で行うとなると、担当者の時間・手間・負担が大きくなりますが、RPAを導入することで、単純作業を自動化して作業を効率化し、負担を軽減することができます。
士業の業務にRPAを導入すれば、ロボットにより単純作業を自動化して、人件費を抑えることができます。これまで2人必要だった作業が1人で出来るようになったり、部分的には人間が全く要らなくなるなど、人手不足解消を実現することが可能なのです。
また、作業はRPAが行い、確認は人がするという体制を整えれば、ダブルチェックができるようになり、作業ミスを大幅に減らすことができます。
士業にRPAを導入する際の注意点は、“全ての業務をまるごと自動化するのではなく、特定の作業だけを自動化させたほうがいい”、ということです。
RPAは、入力作業など単純業務を処理するのは得意ですが、難しい問題を自分で考えたり、的確に判断をして決定が下せる頭脳は持っていません。あらかじめインプットされた内容を淡々と指示通りに処理していくことがRPAの得意分野なのです。
一方、士業の業務には単純作業も多いですが、難しい判断や予測を行うなど、複雑な業務が多いのも現状です。RPAに適した作業は少なくありませんが、RPAに向かない作業も多くあります。
そのため士業にRPAを導入する場合は、業務全体を自動化するのではなく、RPAが得意な領域だけを自動化することを前提に導入計画を立てたほうがいいでしょう。
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