RPAはさまざまな業界で活用されています。建設業の作業でもRPAが活用できるため、積極的に取り入れたいところです。ここでは建設業におけるRPAの導入事例や導入のメリット、注意点を紹介します。
建材の大手5社が合併して誕生した会社であるため、今までバラバラだったIT部門の業務改善・デジタル化が大きな課題となっていました。社員の働き方改革推進も兼ねてRPAツールを導入したところ、1年間で約250種類ものソフトウェアロボット開発に成功し、グループ全体でRPA活用に成功しています。
複雑な業務を担当させないという方針で開発をスタートさせ、2018年にRPAツールを導入しました。エクセルを利用した定型業務の27種類において、平均で73%の業務時間削減を叶え、年間1,000時間もの余力化に成功しています。
住宅設計会社では、見積書・発注書の作成を手入力で行っており、担当者の負担が課題となっていました。そこでRPAを導入して見積書・発注書などの書類作成を自動化したところ、月間で40~60時間の作業時間削減に成功しました。
建設業でRPAを導入するメリットは以下の通りです。
建設業では、データの管理や帳簿の記入、データ入力などにRPAが導入できます。建設業であっても、事務仕事はつきものです。RPAによって事務仕事に欠ける時間が大幅に減らせれば、その分の時間をクリエイティブな業務に割り当てることができるでしょう。結果として労働生産性がアップします。
現場管理情報の共有も、RPAを使えば抜け・漏れが防げます。人と人とのコミュニケーションにすべて任せていると、うっかり忘れてしまった、報告したと思っていた、というような問題は発生するものです。RPAの導入によって効率や生産性が高まります。現場とオフィスも連携しやすく、仕事が円滑に進められるのです。
建設業にRPAを導入するとさまざまなメリットが得られます。ここでは導入する際に注意したい点を見ていきましょう。
実際に導入してみたけれど、希望していた業務はRPAで自動化することができなかった…となってしまったら、導入する意味がなくなってしまいます。人が判断しなくても良い定型の業務にはどんなことがあるかを洗い出しましょう。
RPAは、年間数十万円~数百万円のコストがかかります。導入にあたってまずは小さな規模でスタートさせましょう。導入の段階から全社でシステムを導入すると、運用に失敗したときに大きな金額を失ってしまいます。まずは一部門からスタートさせ、問題ないようであれば少しずつ拡大していくと失敗が防げます。
業務を直感的に置き換えることができる画面とシナリオ作成で、現場主体の運用をお助け。
RPAツールを導入して、自社のどの業務を自動化するのか?ワークフローの整理、RPA範囲の洗い出しから取り扱い講習まで基本料金内でコンサル担当がついて 、RPA導入の伴走をしてくれます。
豊富なトリガー機能と700項目に及ぶ自動化機能で全自動かつ複雑な処理にも対応可能。
買い切り型のツールのため、ライセンス費用が掛からず、1年以上の利用と考えると割安に。
基本使用料は無料で、技術サポートの相談時間に応じて金額が発生。マクロを組めるくらいのスキルがあれば、コストをかけずに利用可能。
データ入力、集積・分析、照合、メール、検索などの基本的なRPAに適した業務に対応。タスクスケジューラで半自動的に業務遂行も可能。