単純作業からなる定型的な業務を自動化させることが出来、事業の効率化のための新しいツールとして近年注目を集めているRPAツール。導入を検討しているという方も多いかもしれません。
ところで、単純作業の自動化のためのツールとして、すでに多くの人々に親しまれているツールとしてはExcelのマクロ機能があります。RPAツールとExcelのマクロとでは、どのような点が異なり、また、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
Excelのマクロ機能と比較した場合、RPAには以下のような特徴があります。
Excelのマクロ機能を使用する際には、VBAといったプログラミング言語の習得が不可欠となります。他方、RPAツールは専用アプリケーションからユーザーインターフェースベースで操作を行うことができるため、プログラミングに関する知識が乏しい場合にも問題なく使用することができます。
基本的には、Excelのマクロ機能で自動化できるのは、Excel内での操作に限られます。一方で、RPAツールは、パソコン内で行われるほとんど全ての操作を自動化することができます。Excel以外のアプリケーションはもちろん、複数のアプリケーションにまたがっての操作も自動化できるのはRPAツールならではの特徴です。
Excelと異なり、RPAツールはクラウドベースでの動作が可能です。したがって、マシンスペックに依存することがなく、例えば比較的低スペックのパソコンであっても、大量のデータの処理を実行することができます。
反対に、RPAツールと比較した場合、Excelのマクロ機能には以下のような特徴があります。
Excelのマクロ機能を使用するために必要なものは、Excelがインストールされている環境だけです。もしも、社内にVBAといったプログラミング言語に精通したスタッフがいる場合、スタッフの人件費のみで運用することができます。
クラウドベースで機能するRPAと比較すると、ローカル環境のみで動作するExcelは、当然セキュリティの観点からみれば優れていると言うことが出来ます。
上記を踏まると、以下のような状況においては、RPAツールの使用が推奨される、ということができます。
業務を直感的に置き換えることができる画面とシナリオ作成で、現場主体の運用をお助け。
RPAツールを導入して、自社のどの業務を自動化するのか?ワークフローの整理、RPA範囲の洗い出しから取り扱い講習まで基本料金内でコンサル担当がついて 、RPA導入の伴走をしてくれます。
豊富なトリガー機能と700項目に及ぶ自動化機能で全自動かつ複雑な処理にも対応可能。
買い切り型のツールのため、ライセンス費用が掛からず、1年以上の利用と考えると割安に。
基本使用料は無料で、技術サポートの相談時間に応じて金額が発生。マクロを組めるくらいのスキルがあれば、コストをかけずに利用可能。
データ入力、集積・分析、照合、メール、検索などの基本的なRPAに適した業務に対応。タスクスケジューラで半自動的に業務遂行も可能。