これまでは、レジ締め作業の際に、売上データに不備がないかを確認して、売上データを作成していました。本部へ送信後は、本部の担当者が売上データに不備がないかを確認してから報告のとりまとめを実施。データの不備確認に時間がとられていることが課題と考え、RPAを導入しました。
店舗担当者はデータの不備確認をせずに本部へ送信します。RPAでデータに不備がないかをチェック。不備があるデータのみ本部担当者にアラートを送信する仕組みを構築しました。店舗・本部担当者ともに、データの不備チェック時間の削減に成功しています。
店舗実績を月次経営会議の資料に反映する業務にRPAを導入。これまでは、店舗実績をPOSシステムからCAVファイル形式で抽出し、必要な項目を別のエクセルファイルへ転記。そのファイルを元に経営報告に必要な情報を分析して資料に反映させるという作業をしていました。
RPA導入により、POSシステムからの抽出とエクセルファイルへの転記をロボットが担当。必要な情報のとりまとめもフォーマットが決まっている部分はロボットが、そのほかは担当者が行うように設定しました。1~2営業日かかっていた作業が半日で完了するなど、大きな時間短縮に成功。その分、より細かい分析を高頻度で経営陣に報告できるようになりました。
RPAは定型業務に向いています。売上データから各種レポートを作成し、経営判断に活かしている会社がほとんどですが、これらの作業を人が行うと膨大な時間が必要です。RPAを導入することで、時間を問わずデータ処理が可能。担当者不在でも業務が停滞することなく、必要なデータを迅速にレポート化できます。経営判断のスピードアップにもつながるでしょう。
飲食業界は、低賃金・長時間労働が課題となっています。少ない人員で店舗業務を回すためには、発注作業やレジ締め作業の負担を軽減することが重要なポイントです。これらはRPAが得意な定型業務。ミスの発生も防ぐことができ、従業員の業務バランスも適正化できます。
単にRPAを導入しただけでは、業務が効率化するとは限りません。どの業務をRPAに担当させることが最大の効果を得られるかを検証しましょう。現場と綿密に打ち合わせをして、導入フローを構築してください。
RPAは導入にコストがかかります。業務時間の削減がどの程度可能なのかを把握した上で導入しなければ、無駄な投資になるかもしれません。初期費用、運用費用と得られる効果を比較して、冷静に判断することが大切です。
働き手不足が課題となっている飲食業界。人が集まらない原因のひとつが長時間労働にあります。RPAの導入によって、単純作業の時間を削減でき、労働時間の適性化が実現可能です。若い働き手が多く、事務作業も多い飲食業界は、RPAとの相性が良い分野。上手く活用して、業務の効率化を目指しましょう。
業務を直感的に置き換えることができる画面とシナリオ作成で、現場主体の運用をお助け。
RPAツールを導入して、自社のどの業務を自動化するのか?ワークフローの整理、RPA範囲の洗い出しから取り扱い講習まで基本料金内でコンサル担当がついて 、RPA導入の伴走をしてくれます。
豊富なトリガー機能と700項目に及ぶ自動化機能で全自動かつ複雑な処理にも対応可能。
買い切り型のツールのため、ライセンス費用が掛からず、1年以上の利用と考えると割安に。
基本使用料は無料で、技術サポートの相談時間に応じて金額が発生。マクロを組めるくらいのスキルがあれば、コストをかけずに利用可能。
データ入力、集積・分析、照合、メール、検索などの基本的なRPAに適した業務に対応。タスクスケジューラで半自動的に業務遂行も可能。